今が旬のカブを食べて健康生活
こんにちは!本日はこの時期が旬と言われている【カブ】の効能や成分について
ご紹介させていただきます。

まず大きく分けてカブには、小カブ・中カブ・大カブ・色カブと言って
大きく分けると4つの種類に分けられます。その細かな内容が以下の通りです。
1.カブの種類と産地
♦小かぶ/ヨーロッパから朝鮮半島を経て日本に渡ってきたとされる小型の白いかぶです。中でも代表的なのが「金町小かぶ」です。寒さに強く成長が早いので、家庭菜園でも作りやすいです。 ◆中かぶ/中国から関西地方に渡り、江戸時代から大阪で栽培されてきた「天王寺かぶ」です。葉は丸みがあり、かぶの部分は丸を少しつぶした楕円形。 ◆大かぶ/直径が15㎝前後になる聖護院かぶが代表的。中型かぶと同じように、中国から関西地方に伝わったとされており、京都の千枚漬けや、富山のかぶら寿司に使われることで知られています。 ◆色かぶ/「近江万木(ゆるぎ)かぶ」は、滋賀県の伝統野菜でかぶは鮮やかな赤紫、中身の部分にもほんのり紅がさしている。「日野菜かぶ」は、滋賀県特産の「日野菜漬け」で知られるかぶです。ほかにも長崎県の伝統野菜「長崎赤かぶ」や飛騨・美濃地方の伝統野菜「河内(こうち)かぶ」など、たくさんの品種があります。
カブと言っても大きく分けると4つの種類にまとめられますが、各種類ごとで見ると
実に多くの品種のカブがあることに驚かされます。
その中でも私たちの食卓に上がるカブは本の僅かな品種ではあると思いますが、
カブの栄養素や効果を知り今まで以上に効率よく摂取してみてはいかがですか?
2.カブの栄養素
【根】
●かぶは、それほど多いわけではありませんが、ビタミン類をもっています。
●消化酵素のアミラーゼ
カブはアミラーゼを含んでおり、これはでんぷんの消化酵素としてはたらき、胃もたれや胸やけを解消する働きや整腸効果 があります。
【葉】
●かぶの葉はβ-カロテンを非常にたくさん含んだ
食材です。
β-タカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
●ビタミンCも豊富
風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。
●カルシウムやカリウムを多く含んでいます
●カブは根の部分よりも、葉の部分のほうが、はるかに栄養をたくさん含んでいるんです!!!
<根と葉の両方に含まれるもの>
カリウム・・・腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進するため、血圧を下げる効果があります。
カルシウム・・・骨や歯などを作っている体内に最も多く存在するミネラル
マグネシウム・・・骨や歯の形成に必要な栄養素
鉄・・・ヘモグロビンの材料となっているため、鉄が不足すると、血 液中のヘモグロビンの量や、赤血球の数が減ってしまいます。
亜鉛・・・新陳代謝やエネルギー代謝、免疫反応など、体内のさまざまな働きをサポートして正常に保つ役目を持っています。
銅・・・鉄から血液中の赤血球がつくられるのを助ける栄養素
ビタミンK・・・出血した時に血液を固めて止血する因子を活性化する
ビタミンB1・・・糖質からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをする
ビタミンB2・・・主に皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きをするビタミンで、糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーにするなどの代謝を支える重要な働きをする
ナイアシン・・・糖質、脂質、たんぱく質から、細胞でエネルギーを産生する際に働く酵素を補助する不可欠な働きをします。これは皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きもすることになります。
葉酸・・・ビタミンB12と協力して血液をつくる働きがある
パントテン酸・・・パントテン酸は、糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギー産生に不可欠な酵素を補助する役割をしている
ビタミンC・・・体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのに不可欠です。これより皮ふや粘膜の健康維持に役立ちます。また、病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良くしたりします。さらに、抗酸化作用もあり、有害な活性酸素から体を守る働きをすることから、動脈硬化や心疾患を予防することが期待できます
<葉のみ>
たんぱく質・・・三大栄養素のひとつであり、生きていくうえで特に重要な栄養素です。
β-カロテン・・・β-カロテンには、ビタミンAの作用をするという働きのほかに、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や、免疫を増強する働きがある
ビタミンE・・・抗酸化作用により、体内の脂質の酸化を防いで体を守る働きがある
ビオチンなど・・・糖質、脂質、たんぱく質の代謝を助けながら皮膚や髪の健康を保つのに必要
3.カブの選び方とオススメ調理法
【選び方】
土の中に埋まっているかぶの白い部分!!
これが根っこだと思われている方が多くいらしゃるかと思います。
でも実はこの部分は根っこと茎の中間部分が膨らんだものなんです。
白い部分の先端から出ているヒゲのようなものが根に当たり
「日野菜かぶ」のように、細長く成長する品種もありますが、
一般的な白いかぶの場合は、根を中心に白い部分が横に張ってずっしりとした重みの
あるものを選ぶようにしましょう。
また、かぶの表面にツヤがあるもの、茎と葉がまっすぐに張っているものが新鮮さの
目安とされています。
【オススメ調理法】
★実のほろほろ食感を楽しむなら、煮て、あんかけに♪
★消化酵素を効率よく取り入れるなら、生のままサラダに
★かぶの葉は、サッと炒めるのがおすすめです。
皆さんもご自宅で色々アレンジをしてカブの栄養と美味しさを味わってみてください。
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